腋窩神経障害

腋窩神経障害の症例報告

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腋窩神経障害とは

腋窩神経障害とは肩の動きを司る腋窩神経が圧迫や損傷を受けることで起こる症状です。この神経は肩の三角筋という大きな筋肉と肩の外側の感覚を担当しており、障害を受けると肩を上げる動作が困難になったり、肩の外側部分の感覚が鈍くなったりします。

多くの場合、肩甲骨の裏側にある四辺形間隙と呼ばれる狭い空間で神経が圧迫されることが原因となります。

神経痛性筋萎縮症（腋窩神経障害を含む）の発症率は、欧米の報告では1年間に10万人あたり2～3人程度とされています。平成24年に日本神経学会が実施した診療実態調査では、診療経験を有する施設の年間患者数は平均1例程度であり、患者の65％が整形外科からの紹介で受診しています。

これらのデータから推計すると、日本国内では年間約2,500～3,800人程度の新規患者が発症していると考えられます。

腋窩神経障害を放置すると、最も深刻な問題は三角筋の不可逆的な萎縮です。神経の損傷が長期間続くと、筋肉への栄養供給が断たれ、筋繊維が細くなって最終的には機能を失います。

肩を上げる動作ができなくなり、日常生活での着替えや洗髪、高い場所に手を伸ばすことが不可能になります。職業によっては業務継続が困難となり、スポーツ選手の場合は競技復帰が絶望的になる可能性があります。また、感覚障害も続き、肩の外側部分の感覚が完全に失われる場合もあります。

腋窩神経障害の原因

開院以来、当院には腋窩神経障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは腋窩神経障害の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

肩関節脱臼

腋窩神経は肩関節に非常に近い位置にあるため、脱臼時に神経が圧迫されたり損傷されることがあります。

外傷や強い打撲

事故やスポーツで肩周辺に強い衝撃が加わることで腋窩神経が損傷される場合があります。

筋肉の過緊張

肩周辺の筋肉が過度に緊張することで、腋窩神経が圧迫される場合があります。

姿勢不良

猫背や巻き肩などの不良姿勢により、神経の通り道が狭くなり圧迫が生じます。

繰り返しの動作

投球動作や重いリュックの使用など、繰り返しの動作や圧迫により神経が障害されます。

腋窩神経障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腋窩神経障害の対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると症状が再発します。長期服用による副作用のリスクもあり、胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。

理学療法

継続的な通院が必要で時間的・経済的負担が大きくなります。また、不適切な運動により症状が悪化するリスクもあり、専門的な指導が不可欠です。

神経ブロック注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し施行が必要になる場合があります。注射部位の感染や神経損傷などの合併症のリスクも存在します。

手術療法

侵襲的な治療であり、手術に伴うリスクや合併症の可能性があります。また、手術後も完全な機能回復が保証されるわけではなく、リハビリテーションが長期間必要になります。

腋窩神経障害を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの腋窩神経障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腋窩神経障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腋窩神経障害のQ＆A

腋窩神経障害は自然に治りますか？

軽度であれば適切な安静と治療により2～4ヶ月程度で自然回復する可能性がありますが、重度の場合や放置すると回復が困難になるため、早期の専門的な治療が重要です。

腋窩神経障害の人がやってはいけないことは？

肩に過度な負担をかける動作や重いものの持ち上げ、無理な肩の運動は避けてください。患部の強い圧迫や自己判断でのマッサージも症状悪化の原因となります。

どのくらいの期間で回復しますか？

症状の程度により異なりますが、軽度であれば2～3ヶ月、中等度で3～6ヶ月、重度の場合は6ヶ月以上かかることもあります。早期治療により回復期間の短縮が期待できます。

腋窩神経障害と四十肩・五十肩の違いは何ですか？

腋窩神経障害では肩の外側の感覚低下と三角筋の萎縮が特徴的です。四十肩・五十肩は主に関節の拘縮による可動域制限が中心で、感覚障害や筋萎縮は通常見られません。

筋肉の萎縮は元に戻りますか？

早期治療により神経機能が回復すれば筋萎縮の改善は可能ですが、長期間放置した場合は完全な回復が困難になることがあります。適切なリハビリテーションが重要です。

手術は必要ですか？

多くの場合、保存療法で改善が期待できます。当院では鍼灸治療や手技療法により神経の圧迫を解除し、自然治癒力を高める治療を行い、手術を避けた改善を目指しています。

腋窩神経障害で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と腋窩神経障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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