手根管症候群

手根管症候群の症例報告

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手根管症候群とは

手根管症候群とは手首の手のひら側にある「手根管」というトンネル状の部分で正中神経が圧迫されることにより、親指から薬指にかけてしびれや痛みが生じる病気です。

手根管は骨と靭帯に囲まれた狭いスペースで、9つの腱と1つの神経が通っており、腱や腱鞘の炎症による腫れが神経を圧迫することで症状が現れます。

厚生労働省関連の調査によると、労災病院での手根管症候群入院患者総数は2年間で853人でした。アメリカのデータを基に推計すると、日本の労働力人口に当てはめた場合、自己申告による手根管症候群患者は約100.9万人、医療機関を受診した患者は約36.4万人と推定されています。

特に妊娠・出産期や更年期の女性に多く発症する傾向があります。

手根管症候群を放置すると、親指の付け根の筋肉（母指球筋）が萎縮し、細かい物をつまんだりボタンをかけたりする動作が困難になります。さらに進行すると、親指と人差し指で丸を作るOKサインができなくなり、日常生活に深刻な支障をきたします。

最悪の場合、感覚の完全な消失や筋力の著しい低下により、手の機能が大幅に制限される可能性があります。職業に支障をきたし、趣味や日常生活の質が著しく低下することも考えられます。

手根管症候群の原因

開院以来、当院には手根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは手根管症候群の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

女性ホルモンの変動

妊娠・出産期や更年期における女性ホルモンの減少により、手根管内で腱が腫れ、正中神経を圧迫することが主要な原因とされています。

反復動作による負担

仕事や家事、スポーツなどで手首を繰り返し曲げ伸ばしする動作が、腱鞘の炎症を引き起こし症状につながります。

外傷の既往

手首の骨折や捻挫などの外傷が原因で、手根管内の構造に変化が生じ、神経圧迫を引き起こすことがあります。

透析や重労働

透析治療や手を酷使する重労働により、手根管周辺の組織に負担がかかり発症することがあります。

手根管症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手根管症候群の対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な解決には至らない場合があります。ステロイド注射は効果が限定的で、繰り返し使用に制限があります。

装具療法

日常生活での制約があり、長期間の使用が必要となる場合があります。装具に慣れるまで時間がかかり、完全な症状改善は期待できません。

運動療法

適切な指導のもとで継続的に行う必要があり、自己判断で行うと症状が悪化する可能性があります。効果を実感するまでに時間を要します。

手術療法

侵襲的な治療であり、感染や神経損傷などの合併症リスクがあります。術後の回復期間中は手の使用に制限があり、職業復帰に時間がかかることがあります。

手根管症候群を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの手根管症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手根管症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により自然軽快することもありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると症状が進行する可能性が高いため、早期の専門的な対応をお勧めします。

手根管症候群の人がやってはいけないことは？

手首を強く曲げたり反らしたりする動作、重い物を持つ作業、長時間の握り込み動作は避けるべきです。また、患部を冷やしすぎることも血流悪化につながります。

手根管症候群と他の手のしびれの違いは？

手根管症候群は親指から薬指の半分までに限定され、小指には症状が出ません。夜間に悪化し、手を振ると軽快するのが特徴的です。

手根管症候群は両手同時に発症しますか？

両手に発症することは珍しくありませんが、利き手により強く症状が現れることが多いです。片手のみの場合もあれば、時期をずらして両手に出現することもあります。

手根管症候群の初期症状と進行した症状の見分け方は？

初期は夜間のしびれが中心ですが、進行すると日中も症状が持続し、握力低下や筋萎縮が見られます。細かい作業の困難さが増すのも進行のサインです。

手根管症候群は完治しますか？

適切な治療により症状の大幅な改善は期待できますが、完全な元の状態への回復は症状の程度により異なります。早期治療ほど予後は良好です。

手根管症候群は再発しやすいですか？

根本原因が改善されない場合や生活習慣が変わらない場合は再発の可能性があります。継続的なケアと生活指導により再発予防が重要です。

手根管症候群に効果的なセルフケア方法は？

手首のストレッチ、温熱療法、適度な休息が効果的です。ただし、症状に応じた適切な方法を専門家から指導を受けることをお勧めします。

手根管症候群で仕事を続けることはできますか？

症状の程度により異なりますが、作業環境の改善や適切な治療により多くの場合は仕事の継続が可能です。職場での配慮も重要な要素となります。

手根管症候群の症状が悪化するサインは？

日中も持続するしびれ、握力の明らかな低下、親指の筋肉のやせ、細かい動作の著しい困難などが悪化のサインです。これらの症状が現れたら早急な対応が必要です。

手根管症候群で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と手根管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

親身な説明で安心して通えます