甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症の症例報告

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甲状腺機能亢進症とは

甲状腺機能亢進症は、のど仏の下にある甲状腺という器官が過剰にホルモンを分泌し、体の様々な機能が必要以上に活発になってしまう病気です。新陳代謝が異常に促進されることで、動悸、発汗、体重減少、不眠などの症状が現れます。

この疾患は日常生活に深刻な影響を与えるだけでなく、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。適切な診断と治療により症状の改善が期待できる疾患でもあります。

厚生労働省の患者調査によると、甲状腺機能亢進症の推定患者数は約20万人程度と考えられています。人口10万人あたりの有病率は約0.16%で、特に20〜40代の女性に多く発症する傾向があります。

働き盛りの年代に多く発症するため、仕事や家事への影響が深刻な問題となっています。しかし、適切な治療により多くの患者さんが症状の改善を実感されています。

甲状腺機能亢進症を放置すると、以下のような深刻な合併症が発生する可能性があります。

心臓が甲状腺ホルモンの過剰な刺激を受け続けることで心機能が低下し、心不全や不整脈から血栓形成のリスクが高まります。さらに脳梗塞のリスクも増加します。

骨の新陳代謝が異常に促進されることで骨密度が低下し、骨粗しょう症により脊椎や大腿骨の骨折リスクが著しく増加します。

最も危険なのは甲状腺クリーゼと呼ばれる生命に関わる緊急事態です。高熱、意識障害、多臓器不全を引き起こし、適切な処置を行わなければ命に関わります。

妊娠中の女性では妊娠合併症や胎児への悪影響が懸念されます。また、認知機能の持続的な低下により社会生活に深刻な支障をきたす可能性もあります。

甲状腺機能亢進症の原因

開院以来、当院には甲状腺機能亢進症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは甲状腺機能亢進症の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

バセドウ病

自己免疫疾患の一種で、本来体を守るはずの抗体が甲状腺を刺激し、ホルモンの過剰分泌を引き起こします。甲状腺機能亢進症の最も一般的な原因です。

中毒性多結節性甲状腺腫

加齢に伴い甲状腺に複数の小さな結節が形成され、その中の一つまたは複数が過剰にホルモンを産生することで機能亢進を引き起こします。

単一の中毒性結節

甲状腺の特定の部位にできた結節が独立して大量のホルモンを分泌する状態です。結節の大きさによって症状の程度が変わります。

甲状腺炎

甲状腺の炎症により蓄えられていたホルモンが一時的に血液中に放出されることで機能亢進を起こします。炎症が治まると症状も改善することが多いです。

甲状腺機能亢進症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

甲状腺機能亢進症の対応として、次のようなものが一般的です。

抗甲状腺薬

治療期間が長期にわたり副作用のリスクがあります。肝機能障害や白血球減少などの重篤な副作用が報告されています。寛解率は50〜70%程度で、薬を中止した後の再発も多く見られます。

放射性ヨード療法

一回の治療で十分な効果が得られない場合があります。甲状腺機能低下症になるリスクがあり、生涯にわたるホルモン補充が必要になる可能性があります。妊娠中・授乳中の女性には禁忌です。

手術療法

手術に伴うリスクや合併症があります。反回神経麻痺による声帯麻痺や副甲状腺機能低下症などの重篤な合併症が起こる可能性があります。術後に甲状腺機能低下症となり、生涯にわたるホルモン補充が必要になります。

ベータブロッカー

気管支喘息患者には使用できません。また、根本的な治療ではなく一時的な症状緩和に留まります。長期使用による耐性や依存性の問題もあります。

甲状腺機能亢進症を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの甲状腺機能亢進症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

甲状腺機能亢進症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

甲状腺機能亢進症のQ＆A

甲状腺機能亢進症は自然に治りますか？

一部の甲状腺炎による一時的な機能亢進は自然寛解することもありますが、バセドウ病などは継続的な治療が必要です。適切な治療により症状の改善は期待できます。

甲状腺機能亢進症の人がやってはいけないことは？

激しい運動や過度のストレス、刺激物の摂取は症状を悪化させる可能性があります。喫煙も眼球突出を悪化させるため控えましょう。

治療の副作用はどのくらいありますか？

抗甲状腺薬では肝機能障害や白血球減少などの副作用があります。放射性ヨード療法では甲状腺機能低下症のリスクがあります。医師との相談が重要です。

薬をやめても大丈夫ですか？

自己判断での薬の中止は非常に危険です。症状の悪化や甲状腺クリーゼのリスクがあります。医師の指導のもとで慎重に減薬・中止を検討する必要があります。

手術が必要な場合はどんな時ですか？

薬物療法が効かない場合、甲状腺腫が大きい場合、悪性腫瘍の疑いがある場合に手術が検討されます。また、薬の副作用で治療継続が困難な場合も適応となります。

甲状腺機能亢進症は遺伝しますか？

バセドウ病には遺伝的要因があり、家族歴がある場合はリスクが高くなります。ただし、遺伝だけでなく環境要因も関与するため、生活習慣の改善も重要です。

どの科を受診すればよいですか？

内分泌科や甲状腺専門外来での受診が最も適しています。一般内科でも初期診断は可能ですが、専門的な治療には専門医の診察が必要です。

運動はしてもいいですか？

軽い運動は問題ありませんが、激しい運動は心臓への負担が大きく危険です。医師と相談の上、適度な運動量を決めることが大切です。

妊娠中に影響はありますか？

妊娠中の甲状腺機能亢進症は母体と胎児の両方に影響を与える可能性があります。適切な管理が必要ですので、必ず医師に相談してください。

食事で気をつけることはありますか？

バランスの良い食事を心がけ、刺激物や過度のヨード摂取は控えましょう。カフェインやアルコールも制限し、規則正しい食事時間を保つことが効果的です。

甲状腺機能亢進症で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と甲状腺機能亢進症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

薬物療法だけでは改善しなかった不調が落ち着きました