TFCC損傷

TFCC損傷の症例報告

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TFCC損傷とは

TFCC損傷とは、手首の小指側にある「三角線維軟骨複合体」という組織が傷ついた状態を指します。この組織は靭帯と軟骨、腱などが複合的に組み合わさった構造です。

手首の安定性を保ち、手のひらを上下に向ける動作や手首への衝撃を吸収する重要な役割を担っています。損傷により手首の小指側の痛みや回旋動作時の痛み、クリック音などの症状が現れるのが特徴です。

TFCC損傷は近年解明されたばかりの疾患で、一般の整形外科では見逃されがちな症状です。具体的な全国統計は限定的ですが、手首の痛みを訴える患者の中でTFCC損傷が占める割合は相当数に上ると推測されます。

特にスポーツ活動が盛んな現代において、テニス、ゴルフ、野球などの競技者の間で発症率が高くなっています。また、パソコン作業が中心の職業に従事する人々の間でも増加傾向にあります。

TFCC損傷を放置すると、手首の不安定性が進行し、日常生活動作に大きな支障をきたします。痛みが慢性化して睡眠障害を引き起こし、仕事や趣味活動の継続が困難になります。

さらに深刻な問題として、手首の不安定な状態が続くと関節の摩耗が進行します。最終的には変形性関節症を発症するリスクが高まり、最悪の場合、手首の機能が著しく低下して手術でも完全な機能回復が困難になる恐れがあります。

TFCC損傷の原因

開院以来、当院にはTFCC損傷でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのはTFCC損傷の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

外傷による急性損傷

転倒時に手をついた際の強い衝撃や、スポーツ中の衝突、交通事故などによって手首に急激な力が加わることで発症します。一度の外傷で組織が断裂したり、部分的に損傷を受けることがあります。

反復的なストレス

テニス、ゴルフ、野球などのスポーツや、長時間のパソコン作業など、手首への繰り返しの負荷が蓄積されることで徐々に組織が損傷します。微細な損傷が重なることで、最終的に大きな障害となって現れます。

加齢による変性

年齢を重ねるにつれて手首の関節や軟骨が劣化し、TFCCの構造が弱くなることで損傷しやすくなります。組織の柔軟性や修復能力の低下も関与しています。

尺骨突き上げ症候群

生まれつき尺骨が橈骨より長い場合、手首に負担がかかりやすくTFCC損傷を引き起こすリスクが高まります。骨格の構造的な問題が背景にある場合があります。

TFCC損傷はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

TFCC損傷の対応として、次のようなものが一般的です。

装具療法・固定

長時間の装着により血流が悪くなったり、筋力が衰えてしまう可能性があります。また根本的な治癒ではなく症状の抑制に留まる場合が多いのが現状です。

薬物療法

湿布や痛み止めは対処療法であり、損傷している靭帯の組織修復は期待できません。頻回のステロイド注射は組織が脆くなったり感染症のリスクもあります。

リハビリテーション

継続的な通院が必要で、不適切な運動により症状が悪化するリスクがあります。専門的な指導が必要で自己判断は危険です。

手術療法

4週間のギブス固定と3-4か月の制限が必要で、1度で改善せず複数回の手術を要する場合もあります。また完全な機能回復が困難な症例も存在します。

TFCC損傷を改善するために

まずは、検査を通じてあなたのTFCC損傷の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

TFCC損傷の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

TFCC損傷のQ＆A

TFCC損傷は自然に治りますか？

軽度のTFCC損傷であれば適切な安静により自然治癒が期待できます。しかし中等度以上の損傷では専門的な治療が必要となるため、早期の適切な対応が重要です。

TFCC損傷の人がやってはいけないことは？

手首を捻る動作、重い物の持ち上げ、テニスやゴルフなどの手首に負担をかけるスポーツは避けるべきです。また無理な安静解除も症状悪化の原因となります。

TFCC損傷と手首の捻挫の違いは何ですか？

TFCC損傷は手首の小指側の特定の軟骨複合体の損傷で、捻挫は靭帯の損傷です。TFCC損傷の方が治りにくく、専門的な診断と治療が必要です。

TFCC損傷は完治しますか？

適切な治療により症状の改善は十分期待できます。ただし完全な組織修復は困難な場合もあり、症状のコントロールと機能改善を目標とした治療が現実的です。

TFCC損傷の治療期間はどのくらいかかりますか？

軽度では1-2か月、重度では6か月以上を要する場合があります。個人差が大きく、早期治療開始が治療期間短縮の鍵となります。

TFCC損傷でスポーツ復帰はできますか？

適切な治療とリハビリにより多くの場合復帰可能です。ただし復帰時期の判断は慎重に行い、段階的な負荷増加が重要です。

TFCC損傷で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術とTFCC損傷は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

痛みが軽減しテニスに復帰できました