有痛性外脛骨

有痛性外脛骨の症例報告

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有痛性外脛骨とは

有痛性外脛骨とは足の内側にある「外脛骨」という余分な骨が炎症を起こして痛みを生じる状態です。外脛骨は通常の人にはない過剰骨で、日本人の約15％の人に存在します。

多くの場合は痛みがありませんが、スポーツや外傷をきっかけに炎症が起こり、足の内側に痛みや腫れが現れるようになります。特に10～15歳の成長期に多く発症し、女性に多く見られる傾向があります。

日本人の約15％が外脛骨を持っており、そのうち症状を呈するのは10～30％程度とされています。これにより推定患者数は188～563万人程度と考えられ、スポーツ活動が盛んな成長期の子どもたちに多く見られます。

80～90％の確率で両足に現れることが特徴的で、サッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上競技などの激しい運動をする人に発症しやすい傾向があります。

有痛性外脛骨を放置すると、慢性的な痛みが継続し日常生活に支障をきたします。炎症が長期化すると扁平足の進行により足のアーチが崩れ、歩行障害を引き起こす可能性があります。

さらに痛みにより正常な歩行パターンが困難になり、スポーツ活動の制限や競技パフォーマンスの低下につながります。かばって歩くことで膝や腰に負担がかかり、他の部位にも二次的な障害が生じるリスクが高まります。

有痛性外脛骨の原因

開院以来、当院には有痛性外脛骨でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは有痛性外脛骨の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

後脛骨筋の過緊張

ふくらはぎにある後脛骨筋が過度の運動により疲労し硬くなると、後脛骨筋腱が引っ張られて外脛骨に炎症を起こします。

扁平足による負担増加

扁平足の状態では後脛骨筋へのストレスが増加し、外脛骨周辺に炎症が生じやすくなります。

スポーツによる過度な負荷

陸上、サッカー、バスケットボールなどの走る動作が多い競技で頻繁に見られます。

外傷による炎症

捻挫や打撲などの外傷がきっかけで、これまで痛くなかった外脛骨に炎症が起こることがあります。

靴による圧迫

サイズの合わない靴や硬い靴による圧迫が外的ストレスとなり痛みを引き起こします。

有痛性外脛骨はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

有痛性外脛骨の対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定療法

長期間の安静により筋力低下や関節の可動域制限が生じる可能性があります。また、スポーツ選手にとっては競技から離れる期間が長くなることで技術面での影響も懸念されます。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発する可能性があります。長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

ステロイド注射

頻回の注射は腱断裂のリスクがあり、一時的な効果にとどまることが多いです。また、注射部位の感染や組織の萎縮などの合併症の可能性もあります。

足底板・インソール療法

個人の足の形状に合わせた調整が必要で、適切でない場合は効果が期待できません。また、根本的な筋力不足や柔軟性の問題は解決されません。

手術療法

手術には感染や神経損傷などのリスクが伴い、術後の回復期間も長期間必要です。また、手術後も再発の可能性があります。

有痛性外脛骨を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの有痛性外脛骨の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

有痛性外脛骨の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

有痛性外脛骨のQ＆A

有痛性外脛骨は自然に治りますか？

成長期の場合、15～17歳の骨成長が停止する頃には自然治癒することが多いです。しかし、適切な治療を行わないと慢性化する可能性があるため、早期の対処が重要です。

有痛性外脛骨の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けることは避けるべきです。また、サイズの合わない靴の着用や、患部を強く圧迫する行為も症状を悪化させる可能性があります。

外脛骨と有痛性外脛骨の違いは何ですか？

外脛骨は足の内側にある過剰骨で、多くの場合は無症状です。有痛性外脛骨は、この外脛骨に炎症が起こり痛みを伴う状態を指します。

有痛性外脛骨は遺伝しますか？

外脛骨自体は遺伝的要因が関与していますが、痛みの発症は運動や外傷などの後天的要因が大きく影響します。家族歴がある場合は注意が必要です。

手術をしないで治すことはできますか？

多くの場合、保存療法で改善可能です。適切な治療とリハビリテーション、生活習慣の改善により手術を避けることができる症例が多数あります。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度や治療法により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。早期治療ほど回復期間は短縮されます。

有痛性外脛骨でもスポーツを続けられますか？

急性期は安静が必要ですが、適切な治療とテーピングなどの対策により、多くの場合スポーツ活動の継続が可能です。段階的な復帰が重要です。

両足同時に発症することはありますか？

外脛骨は80～90％の確率で両側性に存在するため、両足同時に症状が現れることは珍しくありません。片足の治療中にもう片足の予防も重要です。

大人になってから発症することはありますか？

成人でも捻挫などの外傷をきっかけに発症することがあります。また、立ち仕事や長時間の歩行により症状が現れる場合もあります。

有痛性外脛骨の予防方法はありますか？

適切な靴の選択、足底筋力の強化、ふくらはぎのストレッチ、アーチサポートの使用などが効果的な予防方法です。

有痛性外脛骨で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と有痛性外脛骨は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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