椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの症例報告

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割をする「椎間板」の中心部分（髄核）が、外側の線維輪を突き破って飛び出してしまう状態です。

この飛び出した部分が神経を圧迫することで、腰痛や足のしびれ、痛みなどの症状を引き起こします。特に腰椎（腰の背骨）で発生することが多く、日常生活に大きな支障をきたす原因となります。

厚生労働省の国民生活基礎調査（2019年）によると、腰痛は日本人の自覚症状の中で最も多く、その中で椎間板ヘルニアと診断される患者は年間約30万人と推定されています。

また、日本整形外科学会の調査では、腰痛を訴える人の約15～20%が椎間板ヘルニアが原因とされており、特に30～50代の働き盛りの世代に多く見られます。

椎間板ヘルニアを放置すると神経への圧迫が長期間続くことで、足のしびれや痛みが慢性化し筋力低下や感覚障害が進行する恐れがあります。

重症化すると「馬尾症候群」と呼ばれる状態になり、排尿・排便障害や性機能障害などの深刻な症状が現れることもあります。

また、痛みによる活動制限が長期間続くことで、筋力低下や体力減少、うつ状態などの二次的な問題も生じやすくなります。最悪の場合、歩行困難となり、手術が必須となる状態に陥ることもあります。

椎間板ヘルニアの原因

開院以来、当院には椎間板ヘルニアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、椎間板ヘルニアの原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

椎間板ヘルニアの原因として次のようなものが挙げられます。

姿勢不良と長時間の同一姿勢

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで、椎間板への負担が偏り内部構造の損傷につながります。

加齢による椎間板の変性

年齢とともに椎間板の水分量が減少し、弾力性が失われることで外力に対する抵抗力が低下します。

過度の重量物の持ち上げや不適切な動作

腰に負担のかかる重い物の持ち上げや、急な動きで腰をひねるなどの動作が椎間板を損傷させる原因となります。

遺伝的要因

椎間板の構造や強度には個人差があり遺伝的に脆弱性を持つ場合があります。

運動不足による筋力低下

背筋や腹筋などの体幹筋が弱いと脊椎を支える力が不足し、椎間板への負担が増加します。

椎間板ヘルニアはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。椎間板ヘルニアは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

椎間板ヘルニアへの対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法（安静・薬物療法）

長期間の薬物使用は胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあります。また、過度の安静は筋力低下を招き回復を遅らせる可能性があります。

ブロック注射

効果は一時的で繰り返し注射が必要になることが多いです。また、感染症や神経損傷などの合併症リスクもあります。

手術療法

侵襲的な処置のため感染症や神経損傷などの合併症リスクがあります。また、完全に症状が改善するとは限らず、再発の可能性もあります。回復には数ヶ月を要することもあります。

椎間板ヘルニアを改善するために

まずは、検査を通じてあなたの椎間板ヘルニアの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

椎間板ヘルニアの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

椎間板ヘルニアのQ＆A

椎間板ヘルニアは自然に治りますか？

多くの椎間板ヘルニアは、適切な保存療法と生活習慣の改善により、6ヶ月～1年程度で自然軽快することが可能です。実際、手術せずに改善する方が多数派です。ただし、適切な対処をせずに放置すると慢性化するリスクがあるため専門家の指導のもとでの管理が重要です。

椎間板ヘルニアの人がやってはいけないことは？

重い物の持ち上げ、急な腰のひねり動作、長時間の同一姿勢の継続は避けるべきです。特に前かがみの姿勢は椎間板への圧力が増加するため注意が必要です。また、過度の安静も筋力低下を招くため、痛みの範囲内で適度な活動を維持することが大切です。

椎間板ヘルニアと診断されたら必ず手術が必要ですか？

いいえ、必ずしも手術は必要ありません。統計的には椎間板ヘルニア患者の約90%は保存療法で改善します。手術が検討されるのは、強い神経症状が3ヶ月以上続く場合や、排尿・排便障害などの重篤な症状がある場合に限られます。

デスクワークを続けながら椎間板ヘルニアを改善することは可能ですか？

可能です。正しい姿勢の維持、定期的な休憩と軽いストレッチ、人間工学に基づいた椅子やデスクの調整などを行うことで、デスクワークを続けながらも改善を目指せます。また、仕事後のケアや体幹筋強化も重要です。

椎間板ヘルニアの痛みとぎっくり腰の痛みはどう違いますか？

ぎっくり腰は急性の腰痛で、主に腰部に限局した痛みが特徴です。一方、椎間板ヘルニアは腰痛に加えて足へのしびれや痛みが放散することが多く、特定の姿勢で症状が変化する特徴があります。また持続期間も椎間板ヘルニアの方が長い傾向にあります。

椎間板ヘルニアの再発を防ぐ方法はありますか？

体幹筋（特に腹筋や背筋）の強化、正しい姿勢と体の使い方の習得、適切な体重管理、腰に負担のかかる動作の回避が重要です。また、定期的なストレッチや適度な有酸素運動も再発予防に効果的です。

MRIで椎間板ヘルニアが見つかっても痛みがない場合は治療が必要ですか？

症状がない場合は、積極的な治療は必要ありません。実は、症状のない方のMRIでも椎間板ヘルニアが見つかることは珍しくありません。重要なのは画像所見ではなく実際の症状との関連性です。ただし、予防的な体幹筋強化は推奨されます。

椎間板ヘルニアによる足のしびれはいつまで続きますか？

個人差が大きいですが、適切な治療を行えば多くの場合2～3ヶ月程度で改善傾向が見られます。ただし、神経への圧迫が長期間続いていた場合や、高齢の方では回復に時間がかかることもあります。改善が見られない場合は治療方針の再検討が必要です。

椎間板ヘルニアに効果的なストレッチや運動はありますか？

マッケンジーエクササイズや、コアマッスルを強化するプランクなどが効果的です。また、腰椎の負担を減らす骨盤後傾ストレッチや、ハムストリングスのストレッチも有効です。ただし、個人の症状に合わせた指導を受けることが重要です。

椎間板ヘルニアの症状と坐骨神経痛の症状はどう違うのですか？

実は、坐骨神経痛は症状名であり椎間板ヘルニアはその原因の一つです。椎間板ヘルニアが坐骨神経を圧迫することで、お尻から足にかけての痛みやしびれ（坐骨神経痛）が生じます。つまり、多くの椎間板ヘルニア患者さんは坐骨神経痛の症状を伴います。

椎間板ヘルニアで悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と椎間板ヘルニアは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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