めまい

めまいの症例報告

めまいとは

めまいとは、実際には動いていないのに身体や周囲が動いているように感じる感覚のことです。主に「回転性めまい」（天井や周囲がぐるぐる回る感覚）と「浮動性めまい」（体がふわふわ、ゆらゆらする感覚）の2種類があります。

また、立ちくらみのような「眼前暗黒感」も広い意味でのめまいに含まれます。これらは身体のバランスを保つ平衡感覚が乱れることで生じる症状です。

厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、めまいの有訴者率は人口1000人あたり20.3人と報告されています。特に女性は30.0人と男性の12.5人に比べて2倍以上高く、年齢が上がるにつれて増加する傾向があります。

70歳以上では女性の4～5割、男性の3割程度がめまいを経験しているとされ非常に多くの方が悩んでいる症状です。

めまいを放置することで、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。継続的なめまいにより日常生活の基本的な活動が困難になり、生活の質が著しく低下します。

また、めまいへの恐怖から動くことを避けるようになると筋力が低下し、バランス感覚がさらに悪化するという悪循環に陥りがちです。

精神面では、常に不安を抱えた状態が続くことでうつ症状や不安障害を引き起こすリスクが高まります。さらに、外出を控えるようになることで人間関係が希薄になり、社会的孤立感を深めてしまうことも懸念されます。

特に高齢者においては、めまいによる転倒が骨折などの重大な怪我につながり、寝たきりの原因となることもあります。これらの理由から、めまいの症状は早期に適切な対処をすることが重要です。

めまいの原因

開院以来、当院にはめまいでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、めまいの原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

めまいの原因として次のようなものが挙げられます。

内耳の問題

内耳には平衡感覚を司る三半規管がありこれが障害されるとめまいが生じます。良性発作性頭位めまい症やメニエール病などが代表的です。耳鼻科疾患によるめまいは全体の約60%を占めるとされています。

自律神経の乱れ

ストレスや過労、睡眠不足などにより自律神経のバランスが崩れると血圧の調整がうまくいかずめまいを引き起こします。特にデスクワークが多い方に見られます。

脳の血流障害

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によってめまいが生じることがあります。他の神経症状を伴うことが多く、緊急性の高い状態です。

心臓・血管系の問題

不整脈や低血圧などにより脳への血流が一時的に低下することでめまいが起こることがあります。立ちくらみのような症状として現れます。

薬の副作用

降圧剤や睡眠薬など、様々な薬の副作用としてめまいが生じることがあります。複数の薬を服用している場合は特に注意が必要です。

精神的要因

パニック障害や不安障害などの精神疾患でもめまい症状が現れることがあります。慢性的な小さなパニック発作が原因となっている場合もあります

加齢

加齢により平衡感覚を維持する機能が低下し、めまいを感じやすくなります。高齢者に多く見られます。

睡眠不足

十分な睡眠が取れないと、脳幹や小脳の機能に影響を与え、平衡感覚が乱れてめまいを引き起こします。

めまいはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。腰痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

めまいへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

めまいの症状を一時的に抑えるだけで、根本的な原因を解決するものではありません。また、眠気などの副作用が出ることがあり、長期服用による依存性も懸念されます。

浮遊耳石置換療法（エプレー法）

一時的に強いめまいを誘発するため、施術中の不快感が強いことがあります。また、すべての患者さんに効果があるわけではなく、再発することもあります。

平衡訓練

効果が出るまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。訓練中にめまいが悪化することもあるため、専門家の指導のもとで行う必要があります。

手術療法

侵襲的な治療であり、合併症のリスクがあります。また、聴力低下などの副作用が生じる可能性もあり、手術後も完全に症状が消失するとは限りません。

めまいを改善するために

まずは、検査を通じてあなたの腰痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

めまいの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

めまいのQ＆A

めまいは自然に治りますか？

めまいの原因によって異なります。良性発作性頭位めまい症は数週間で自然に改善することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。特に2年以上続くめまいは、根本的な原因を特定して対処することが重要です。自己判断での放置はおすすめできません

めまいの人がやってはいけないことは？

急な頭位変換や激しい運動は避けるべきです。また、長時間のパソコン作業やスマホ使用も首や目の疲労を招き、めまいを悪化させることがあります。睡眠不足やストレスの蓄積も症状を悪化させるため、生活リズムを整えることが大切です。

めまいはどの診療科を受診すべきですか？

症状によって異なりますが、回転性めまいは耳鼻科、ふらつきや神経症状を伴う場合は脳神経内科、不安感が強い場合は心療内科が適しています。まずはかかりつけ医に相談し、適切な専門科を紹介してもらうことをおすすめします。

めまいと貧血は関係ありますか？

関係があります。貧血により脳への酸素供給が不足すると、立ちくらみのようなめまいが生じます。特に女性は貧血になりやすいため、鉄分を含む食品の摂取を心がけることが大切です。貧血が疑われる場合は血液検査をおすすめします。

気圧の変化でめまいが悪化するのはなぜですか？

内耳の圧力バランスが気圧変化の影響を受けやすいためです。特に梅雨や台風の時期は気圧変動が大きく、めまいが悪化しやすくなります。自律神経の調整力を高めることで、気圧変化への耐性を向上させることができます。

めまいと吐き気は関連していますか？

非常に関連しています。内耳の異常は脳の嘔吐中枢を刺激するため、強いめまいには吐き気を伴うことが多いです。吐き気を抑えるためには、めまいの根本原因を治療することが最も効果的です。

めまいの予防法はありますか？

規則正しい生活習慣の維持、適度な運動、ストレス管理、十分な睡眠が基本です。また、首や肩の筋肉の緊張を和らげるストレッチや、自律神経を整えるための呼吸法も効果的です。当院では患者さん一人ひとりに合わせた予防法をお伝えしています。

めまいと自律神経の関係は？

自律神経の乱れは血圧調整や内耳の血流に影響を与え、めまいを引き起こします。特にデスクワークが多い方は、長時間同じ姿勢でいることで自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経を整えることで、めまいの改善が期待できます。

めまいで悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

めまいは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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