頭痛

頭痛の症例報告

頭痛とは

頭痛とは頭部に感じる痛みの総称で痛みの性質や場所、強さ、持続時間はさまざまです。

大きく分けると脳の病気が原因ではない「一次性頭痛」（片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など）と、脳腫瘍や脳卒中などの病気が原因となる「二次性頭痛」に分類されます。

一次性頭痛は日常的に多く見られる症状で生活習慣やストレス、ホルモンバランスなど様々な要因が関連しています。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると頭痛で悩む人は日本全体で約8.4%存在し、特に女性は男性の3倍以上の12.9%と高い割合を示しています。特に20～40代の女性に多く、30代女性では17.6%、40代女性では18.4%と高い有病率が報告されています。

全国調査では地域差も見られ、鹿児島県、鳥取県、山梨県などで頭痛持ちが多い傾向があります。

頭痛を放置するとまず症状の慢性化が大きな問題となります。特に片頭痛の場合、適切な治療を受けないと約3割の患者さんが慢性化すると報告されています。

慢性化すると脳内の痛み調節システムに異常が生じ、通常では痛みと感じない刺激まで痛みとして認識してしまう「中枢性感作」という状態に陥ります。

また、頭痛薬の過剰使用も深刻な問題を引き起こします。月に10日以上頭痛薬を使用すると薬物乱用頭痛へと移行するリスクが高まり慢性化した患者の約半数は薬物乱用が原因とされています。

さらに頭痛を単なる症状と軽視することで、脳腫瘍や脳卒中などの重大な疾患を見逃す危険性もあります。

日常生活への影響も見逃せません。頭痛が続くと仕事や学業の集中力が低下し生産性が著しく落ちるだけでなく、社会活動や家庭生活にも支障をきたします。

さらに、慢性的な痛みによる精神的ストレスの増加は、うつ症状などの二次的な問題を引き起こす可能性もあります。片頭痛患者は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症リスクが高まるというデータも報告されており早期の適切な対処が重要です。

頭痛の原因

開院以来、当院には頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、頭痛の原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

頭痛の原因として次のようなものが挙げられます。

ストレスと精神的緊張

仕事や人間関係などによるストレスが蓄積すると、筋肉の緊張を引き起こし、特に緊張型頭痛の原因となります。また、ストレスからの解放時に片頭痛が起こることもあります。

長時間同じ姿勢でのデスクワーク

長時間のパソコン作業や同じ姿勢の継続により、首や肩の筋肉が緊張し血流が悪くなることで頭痛を引き起こします。

睡眠の問題（寝不足・寝過ぎ）

睡眠時間が短すぎても長すぎても頭痛の原因になります。特に片頭痛は睡眠リズムの乱れと関連があり、レム睡眠との関連も指摘されています。

ホルモンバランスの変化

女性の場合、生理前後のホルモン変動が片頭痛を引き起こすことがあります。月経関連片頭痛は生理2日前から開始後3日目に多く発生します。

食事や飲料の影響

チーズ、チョコレート、ナッツ、アルコール、カフェインなどの摂取過多や、逆に空腹状態も頭痛を誘発することがあります。

環境要因

気温や気圧の変化、強い光、騒音、人混みなどの環境要因も頭痛のトリガーになります。

血管の拡張と収縮

片頭痛では、何らかの誘因により血管が異常に拡張・収縮することで痛みが生じると考えられています。

頭痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。頭痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（急性期治療）

トリプタン製剤は虚血性心疾患のある方には使用できない場合があります。また、頻繁に使用すると薬物乱用頭痛のリスクが高まります。

薬物療法（予防治療）

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあり、副作用として眠気や体重増加などが生じる可能性があります。また、完全に頭痛を予防できるわけではなく、効果は限定的です。

頭痛を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの頭痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

頭痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

頭痛のQ＆A

頭痛は自然に治りますか？

一時的な頭痛は休息や生活習慣の改善で自然に治ることもありますが、慢性的な頭痛は適切な治療が必要です。特に片頭痛や緊張型頭痛は放置すると慢性化するリスクがあります。原因を特定し、適切な対処法を見つけることが重要です。

頭痛の人がやってはいけないことは？

頭痛のトリガーとなる行動は避けるべきです。例えば、不規則な睡眠、過度のカフェイン摂取、長時間のスマホやパソコン使用、過度の飲酒などです。また、頭痛薬の乱用も避けるべきで月に10日以上の使用は危険信号です。

片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか？

片頭痛は拍動性の痛みで多くの場合片側に起こり、吐き気や光・音に過敏になることがあります。一方、緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、首や肩のこりを伴うことが多いです。片頭痛は動くと悪化しますが、緊張型頭痛はその傾向が少ないです。

頭痛薬を飲むタイミングはいつが最適ですか？

頭痛薬は痛みを感じ始めたらすぐに服用するのが効果的です。特に片頭痛の場合、痛みが強くなってからでは効果が減少します。ただし、月に10日以上の頻度で薬を使用すると薬物乱用頭痛のリスクが高まるため注意が必要です。

頭痛が起きる前に予兆はありますか？

片頭痛の場合、発作の24～48時間前に倦怠感、眠気、空腹感、気分の変化などの予兆が現れることがあります。また、発作直前には閃輝暗点（視野に光るギザギザが現れる）などの前兆が起こることもあります。これらの予兆を認識できれば早めの対処が可能になります。

頭痛と睡眠の関係はどうなっていますか？

睡眠不足も睡眠過多も頭痛のトリガーになります。特に片頭痛はレム睡眠との関連が指摘されており、睡眠中や起床時に発作が起こることがあります。質の良い睡眠を確保することが頭痛予防に重要で、規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。

頭痛と季節や気候の関係はありますか？

気圧の変化や気温の変動が頭痛、特に片頭痛のトリガーになることがあります。季節の変わり目や台風接近時など気圧が大きく変化する時期に頭痛が悪化する人は少なくありません。室内環境の調整や予防薬の活用で対処することが可能です。

頭痛が重大な病気のサインである場合、どのような症状に注意すべきですか？

突然の激しい頭痛、これまでに経験したことのない頭痛パターン、発熱を伴う頭痛、意識障害、麻痺やしびれ、言語障害、視力異常を伴う頭痛は要注意です。

頭痛で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

通院がすごく楽しみです

今後も体質改善に向けてお世話になります