閉鎖神経障害

閉鎖神経障害の症例報告

準備中

閉鎖神経障害とは

閉鎖神経障害とは、腰部から骨盤を通って太もも内側まで走っている閉鎖神経が何らかの原因で圧迫されたり損傷したりすることで、太もも内側の感覚障害や筋力低下を引き起こす状態です。主に内転筋（足を内側に閉じる筋肉）の機能が低下し、歩行時の不安定感や膝の内側の痛みが特徴的な症状として現れます。

坐骨神経痛と症状が似ているため誤診されることも多く、適切な診断と治療が重要な疾患です。

閉鎖神経障害を放置すると、内転筋の筋力低下が進行し、歩行時の安定性が著しく損なわれます。股関節の機能不全により膝や腰部への負担が増加し、二次的な関節障害を引き起こす可能性があります。

具体的には、日常的な歩行が困難になり、階段の昇降や立ち上がり動作に支障をきたします。また、痛みによる運動不足から全身の筋力低下や骨密度の減少が進み、転倒リスクが高まります。最悪の場合、歩行困難により要介護状態になったり、慢性的な痛みによる精神的ストレスから抑うつ状態に陥る可能性もあります。

閉鎖神経障害の原因

開院以来、当院には閉鎖神経障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは閉鎖神経障害の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

分娩時の神経圧迫

長時間の分娩や器械分娩により、骨盤内で閉鎖神経が圧迫されることで発症します。特に初産婦や巨大児分娩の際にリスクが高まるとされています。

股関節手術の合併症

人工股関節置換術や股関節鏡視下手術の際に、閉鎖神経が意図せず損傷を受けることがあります。手術手技の改良により減少傾向にありますが、完全には避けられない合併症として知られています。

骨盤内腫瘍による圧迫

卵巣嚢腫や子宮筋腫、前立腺肥大症などの骨盤内腫瘍が閉鎖神経を圧迫することで症状が現れます。腫瘍の大きさや位置により症状の程度が大きく異なってきます。

外閉鎖筋の過緊張

長時間の同じ姿勢やスポーツ外傷により、外閉鎖筋が異常に緊張し、その中を通る閉鎖神経を圧迫します。特にサッカーやホッケーなどの競技で発症しやすいとされています。

閉鎖孔ヘルニア

骨盤の閉鎖孔から腸管が脱出することで閉鎖神経が圧迫される稀な疾患です。高齢女性に多く見られ、腸閉塞症状を伴うことがあり、早急な対応が必要となります。

閉鎖神経障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

閉鎖神経障害の対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

効果に個人差があり、長期服用による副作用のリスクがあります。根本的な治療ではないため、薬の効果が切れると症状が再発することがあります。

理学療法

継続的な通院が必要で時間と費用がかかります。効果が現れるまでに数ヶ月を要し、途中で断念してしまうケースも少なくありません。

神経ブロック療法

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し施行する必要があります。注射部位の感染や神経損傷などの合併症のリスクもあります。

装具療法

装具に依存してしまい、根本的な機能回復につながらない場合があります。装具の装着による不快感や見た目の問題もあります。

外科手術

手術のリスクや合併症の可能性があり、術後の回復期間も長期間を要します。神経の手術は繊細で、完全な機能回復が保証されるものではありません。

閉鎖神経障害を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの閉鎖神経障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

閉鎖神経障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

閉鎖神経障害のQ＆A

閉鎖神経障害は自然に治りますか？

軽度の圧迫性の場合は数ヶ月で自然回復することもありますが、症状の程度や原因により異なります。早期の適切な治療により回復を促進できるため、放置せずに専門的な治療を受けることをお勧めします。

閉鎖神経障害の人がやってはいけないことは？

長時間の同じ姿勢、過度な股関節の屈曲動作、内転筋に負担をかける激しい運動は避けるべきです。症状を悪化させる可能性があります。

閉鎖神経障害と坐骨神経痛の違いは何ですか？

閉鎖神経障害は太もも内側の症状が主体ですが、坐骨神経痛はお尻から足先にかけての外側から後面の症状が特徴的です。

閉鎖神経障害はどのくらいで治りますか？

軽度なら数週間、重度の場合は数ヶ月から1年以上かかることもあります。早期治療により回復期間の短縮が期待できるため、症状を感じたらすぐに相談することが大切です。

閉鎖神経障害の診断方法は？

臨床症状の確認に加え、神経伝導速度検査やMRI検査により神経の状態を詳しく調べます。当院でも詳細な検査により原因を特定しています。

閉鎖神経障害は再発しますか？

根本原因が改善されていない場合や、同じような負担をかけ続けると再発の可能性があります。生活習慣の改善と適切な予防策の実施が再発防止には欠かせません。

妊娠・出産で閉鎖神経障害になることはありますか？

分娩時の長時間の圧迫により発症することがあります。特に初産婦や難産の場合にリスクが高まるとされています。

閉鎖神経障害でも運動はできますか？

症状に応じて適切な運動は可能ですが、過度な負荷は避ける必要があります。専門家の指導の下で行うことが重要です。

閉鎖神経障害の予防方法はありますか？

適切な姿勢の維持、定期的なストレッチ、骨盤周囲の筋力強化などが予防に効果的です。日常生活での意識的な取り組みが重要になります。

閉鎖神経障害の治療費はどのくらいかかりますか？

保険適用の治療では月数千円程度ですが、治療期間により総額は変動します。自費治療の場合は施設により異なりますが、根本的な改善を目指すことで長期的な医療費削減につながります。

閉鎖神経障害で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と閉鎖神経障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

子育てが楽になりました