更年期障害

更年期障害の症例報告

更年期障害とは

更年期障害とは45歳から55歳頃の閉経前後約10年間に起こる、女性ホルモンの急激な減少によって引き起こされる心身の不調のことです。

のぼせ、発汗、イライラ、不眠、うつ症状など多様な症状が現れ、日常生活に支障をきたす状態を指します。女性ホルモンの変化に加えて、加齢による身体変化、性格、環境要因などが複合的に関わって発症するとされています。

日本では45歳から55歳の女性約1,000万人が更年期世代にあたり、その約9割が何らかの更年期症状を経験しているとされています。

厚生労働省の調査によると更年期症状で医療機関を受診する女性は年々増加傾向にあり、特に働く女性の受診率が高くなっています。症状の程度には個人差があり、軽微な不調から日常生活に大きな支障をきたす重篤な症状まで幅広く存在します。

更年期障害を放置すると症状が悪化し日常生活や社会生活に深刻な影響を与える可能性があります。仕事のパフォーマンス低下により昇進機会を逃したり、家族関係が悪化したりする恐れがあります。

また、長期的には骨粗鬆症、心血管疾患、認知症のリスクが高まります。うつ症状が進行すると自殺念慮に至るケースもあり早期の適切な対処が重要です。放置により症状が慢性化すると、治療効果が得られにくくなる場合もあります。

更年期障害の原因

開院以来、当院には更年期障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、更年期障害の原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

更年期障害の原因として次のようなものが挙げられます。

女性ホルモン（エストロゲン）の急激な減少

卵巣機能の低下により女性ホルモンの分泌が不安定になり、最終的に激減することで様々な症状が引き起こされます。

自律神経系の乱れ

ホルモンバランスの変化が視床下部に影響を与え、自律神経の調節機能が不安定になることで、のぼせや動悸などの症状が現れます。

加齢による身体機能の変

筋力低下、骨密度減少、代謝機能の低下など、加齢に伴う身体的変化が更年期症状を悪化させる要因となります。

心理社会的ストレス

子育ての終了、親の介護、職場での責任増加など、更年期世代特有の環境変化やストレスが症状の発現や悪化に関与します。

遺伝的要因

更年期症状の現れ方や重症度には個人差があり、遺伝的な体質や家族歴が影響することが知られています。

更年期障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。更年期障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

更年期障害への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

血栓症や乳がんのリスク増加の可能性があり、定期的な検査が必要です。また、不正出血や乳房の張りなどの副作用が現れることがあります。

漢方薬治療

効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は効果が期待できません。また、胃腸障害などの副作用が生じる場合があります

向精神薬による治療

依存性や離脱症状のリスクがあり、眠気や倦怠感などの副作用により日常生活に支障をきたす可能性があります

更年期障害を改善するために

まずは検査を通じてあなたの更年期障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

更年期障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

更年期障害のQ＆A

更年期障害は自然に治りますか？

更年期障害は一時的な症状ですが、適切な対処なしに自然治癒を待つのは現実的ではありません。症状の程度や期間には個人差があり、重篤な場合は専門的な治療が必要です。

更年期障害の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、偏った食事、過激な運動は症状を悪化させる可能性があります。また、症状を我慢し続けることで日常生活に支障をきたすため、早期の相談が重要です。

更年期障害と自律神経失調症の違いは何ですか？

更年期障害は女性ホルモンの減少が主な原因であり、年齢的な特徴があります。自律神経失調症はより広範囲な原因で起こり、年齢や性別を問わず発症する可能性があります。

ホルモン補充療法は必ず受けなければいけませんか？

ホルモン補充療法は選択肢の一つであり、症状の程度や個人の状況に応じて判断されます。漢方薬や生活習慣の改善など、他の治療法も効果的な場合があります。

更年期障害の症状はどのくらい続きますか？

一般的に閉経前後の5～10年間続くとされていますが、個人差が大きく、適切な治療により症状の軽減や期間の短縮が期待できます。

男性にも更年期障害はありますか？

男性にもテストステロンの減少による更年期様症状（LOH症候群）が存在しますが、女性ほど急激な変化ではなく症状も異なる特徴があります。

更年期障害の症状を軽くする食べ物はありますか？

大豆製品に含まれるイソフラボンや、カルシウム、ビタミンDを豊富に含む食品が推奨されます。バランスの取れた食事が基本となります。

若い年齢でも更年期障害になることはありますか？

40歳未満で起こる早発閉経や、手術による卵巣摘出などにより、若い年齢でも更年期様症状が現れることがあります。

更年期障害の症状と他の病気の見分け方は？

症状が多岐にわたるため、甲状腺疾患や心疾患など他の病気との鑑別が重要です。専門医による詳細な検査と診断が必要となります。

更年期障害で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と更年期障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなくお気軽にご連絡ください。

先生が私の話を優しく聞いてくださったのが一番心にひびきました