舌痛症

舌痛症の症例報告

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舌痛症とは

舌痛症とは、舌の表面に目に見える異常や病変がないにも関わらず、慢性的にヒリヒリ・ピリピリとした痛みや灼熱感を感じる疾患です。

痛みは舌の先端や縁に現れることが多く、やけどをしたような感覚や電気が走るような痛みと表現されることもあります。

症状は1日2時間以上、3ヶ月以上にわたって続くのが特徴で、食事中や何かに集中している時は痛みが軽減される傾向があります。

舌痛症の患者数について、日本歯科医師会の調査によると全人口の0.7～3%に発症するとされています。特に閉経後の女性における有病率は12～18%と高く、人口比から考えると日本では約40万人程度の患者がいる可能性があると報告されています。

性別では女性が7～8割を占め、50歳代から70歳代の中高年女性に多く見られる疾患です。患者の多くは真面目で几帳面な性格の方が多いとされており、ストレスや疲労が原因となることが多いのも特徴の一つです。

舌痛症を放置すると、慢性的な痛みにより日常生活の質が著しく低下します。具体的には、食事への興味や楽しみが失われ、栄養状態の悪化につながる可能性があります。また、持続する痛みによる睡眠障害が生じ、患者の約62%が不眠などの睡眠トラブルを抱えています。

さらに、原因不明の痛みに対する不安や焦りから、うつ状態や社会的孤立を招くケースも少なくありません。最悪の場合、痛みへの恐怖から外出や人との交流を避けるようになり、生活全体が痛みを中心に回ってしまう状況に陥る可能性があります。

舌痛症の原因

開院以来、当院には舌痛症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは舌痛症の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

更年期によるホルモンバランスの変化

エストロゲンの減少により自律神経が乱れ、口腔内の環境変化や神経の過敏性が高まることで痛みを引き起こします。

心理的ストレスや精神的負担

仕事や家庭のストレス、過度の緊張状態が脳神経に影響を与え、舌の痛みとして現れると考えられています。

口腔乾燥症（ドライマウス）

唾液分泌の減少により口腔内が乾燥し、舌の粘膜が刺激に対して過敏になることで痛みが生じます。

栄養不足

亜鉛、ビタミンB2、ビタミンB6などの欠乏により舌の組織に異常が生じ、痛みの原因となります。

歯科治療後の影響

銀歯や入れ歯などの歯科治療後に発症することが多く、金属アレルギーや機械的刺激が関与している可能性があります。

神経障害性疼痛

末梢神経や中枢神経の機能異常により、実際の組織損傷がないにも関わらず痛みを感じる状態です。

舌痛症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

舌痛症の対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあり、口腔乾燥などの副作用により症状が悪化する場合があります。また、薬物依存や離脱症状のリスクも伴います。

抗真菌薬治療

根本的な原因が真菌感染でない場合は効果が期待できず、長期使用により薬剤耐性菌の発生リスクがあります。

栄養補充療法

栄養不足が原因でない場合は改善が見込めず、過剰摂取による副作用の可能性もあります。

口腔保湿剤の使用

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な治療にはならないため継続的な使用が必要です。

生活指導とカウンセリング

即効性がなく、患者の意識改革や行動変容が必要なため、効果を実感するまでに長期間を要します。

舌痛症を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの舌痛症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

舌痛症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

舌痛症のQ＆A

舌痛症は自然に治りますか？

舌痛症は慢性疾患のため自然治癒は困難ですが、適切な治療とライフスタイルの改善により症状の軽減や完治を目指すことは十分可能です。

舌痛症の人がやってはいけないことは？

過度な舌磨き、刺激の強い食べ物や飲み物の摂取、喫煙、過度なストレスを避け、口腔内を清潔に保つことが重要です。

なぜ食事中は痛みが和らぐのですか？

食事や会話により注意が分散され、また咀嚼により唾液分泌が促進されることで一時的に症状が緩和されると考えられています。

舌痛症と舌癌の見分け方を教えてください

舌痛症は見た目に異常がなく食事で痛みが軽減されますが、舌癌は潰瘍や腫瘤が見られ食事で痛みが増強します。専門医での診断が必要です。

ストレスと舌痛症の関係はどの程度ありますか？

ストレスは舌痛症の主要な誘因の一つで、心理社会的ストレスが脳神経に影響し痛みとして現れる密接な関係があります。

更年期が終われば症状は改善しますか？

更年期後もホルモンバランスや生活環境により症状が持続することがあるため、総合的なアプローチが必要です。

完治までどのくらいの期間がかかりますか？

個人差がありますが、適切な治療により数ヶ月から1年程度で症状の大幅な改善が期待できる場合が多いです。

舌痛症で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と舌痛症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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