不眠症

不眠症の症例報告

不眠症とは

不眠症とは寝つきが悪い「入眠障害」、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」、予定より早く目覚めてしまう「早朝覚醒」、眠りが浅く熟睡感が得られない「熟眠障害」などの症状が続き、それによって日中の眠気や集中力低下、疲労感などの問題が生じる状態です。

これらの症状が週に3日以上あり、3ヶ月以上続く場合は「慢性不眠症」と呼ばれ専門的な治療が必要になります。

厚生労働省の令和4年(2022)「国民健康・栄養調査」によると、日本人成人の約20.6%が睡眠で休養が十分に取れていないと回答しています。

また、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は男性で37.0%、女性で39.9%に達しています。特に30～50代の男性と40～60代の女性では6時間未満の睡眠の人が4割を超えており、日本人の不眠の有病率は男性が約12.2%、女性が14.6%と報告されています。

日本は世界の平均睡眠時間7.5時間に対し平均6時間と世界で最も睡眠時間が短い国の一つとなっています。

不眠症を放置すると集中力や判断力の低下により仕事や学業のパフォーマンスが悪化します。また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病リスクが高まり免疫力低下で病気にかかりやすくなります。

感情コントロールが難しくなって人間関係が悪化し、うつ病や不安障害などの精神疾患リスクも増加します。「眠れない」という不安がさらなる不眠を招く悪循環（不眠恐怖）に陥りやすく、日中の眠気による事故リスク、特に運転時の危険性も高まります。

不眠症の原因

開院以来、当院には不眠症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、不眠症の原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

不眠症の原因として次のようなものが挙げられます。

生理的要因

生活リズムの乱れや睡眠環境の問題が原因で睡眠リズムが崩れます。夜勤や交代制勤務、時差ボケ、寝具や室温・騒音・明るさなどの睡眠環境の不備が該当します。

心理的要因

ストレスや不安、緊張状態が続くと、交感神経が優位になり「休息モード」に入れなくなります。特に「眠れなかったらどうしよう」という不安が強まると、さらに眠れなくなる悪循環に陥ります。

自律神経の乱れ

ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れると、睡眠薬が効きにくくなったり、眠りの質が低下したりします。

身体疾患の影響

心不全や甲状腺機能異常、睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群などの身体疾患が不眠の原因となることがあります。

精神疾患の影響

うつ病や不安障害などの精神疾患が不眠を引き起こすことがあります。特にうつ病では早朝覚醒が特徴的な症状として現れることがあります。

不眠症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。不眠症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不眠症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

依存性（薬がないと眠れなくなる）や耐性（効果が徐々に弱まる）が生じる可能性があります。また、朝の頭の重さや日中の眠気などの副作用が出ることがあります。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり継続的な取り組みが必要です。また、専門的な知識を持つ医療機関が限られています。

不眠症を改善するために

まずは、検査を通じてあなたの不眠症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不眠症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

一時的なストレスや環境変化による不眠は原因が解消されれば自然に改善することもありますが、3ヶ月以上続く慢性不眠症は自然治癒が難しく専門的な治療が必要です。早めの対処が重要で放置すると悪化する可能性があります。

不眠症の人がやってはいけないことは？

無理に眠ろうとすることや就寝前のアルコール摂取、寝る直前のスマホやパソコン使用は避けるべきです。また、寝床で悩み事を考えたり日中に長時間の仮眠を取ったりすることも睡眠リズムを乱す原因になります。

睡眠薬を飲んでも眠れないのはなぜですか？

不眠のタイプに合っていない薬を使用している、自律神経の乱れがある、うつ病や睡眠時無呼吸症候群などの別の疾患が原因になっている可能性があります。

不眠症と不眠の違いは何ですか？

不眠は一時的な睡眠の問題を指しますが、不眠症は週に3日以上の不眠と日中の機能障害が3ヶ月以上続く状態を指します。不眠症は医学的診断名であり治療が必要な状態です。

不眠症にはどんなタイプがありますか？

主に4つのタイプがあります。寝つきが悪い「入眠障害」、夜中に何度も目覚める「中途覚醒」、予定より早く目覚める「早朝覚醒」、眠りが浅い「熟眠障害」です。複数のタイプが同時に現れることもあります。

不眠症は一生治らないのですか？

多くの場合、適切な治療や生活習慣の見直し、ストレス管理などによって改善が可能です。ただし、根本的な原因に応じた適切なアプローチが必要で自己流の対処だけでは難しいケースもあります。

不眠症と睡眠時無呼吸症候群の関係は？

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まる病気でこれにより睡眠が分断され、不眠症状（特に中途覚醒や熟眠障害）を引き起こすことがあります。いびきや日中の強い眠気がある場合は検査をお勧めします。

運動は不眠症に効果がありますか？

適度な運動は睡眠の質を向上させる効果がありますが、就寝直前の激しい運動は交感神経を刺激して逆効果になることがあります。理想的には夕方までに軽い運動を行うのがおすすめです。

不眠症に効果的な食べ物や飲み物はありますか？

トリプトファンを含む食品（バナナ、乳製品など）やマグネシウムを含む食品（ナッツ類など）は睡眠に良いとされています。ただし、カフェインやアルコールの摂取は控え、就寝前の過食も避けるべきです。

不眠症で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と不眠症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不眠症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

初日からグッスリ眠ることができました