肉離れ

肉離れの症例報告

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肉離れとは

肉離れとは、急激な筋肉の収縮や過度な伸張により、筋肉の線維や筋膜が部分的または完全に断裂してしまう状態です。

スポーツ中のダッシュやジャンプなどの瞬間的な動作で発生することが多く、太ももの裏側（ハムストリングス）、太ももの前面、ふくらはぎなどに好発します。

受傷時には「ブチッ」という音とともに激痛が生じ、断裂部分に凹みが触れることもあります。軽度のものから重度のものまで段階があり、適切な治療を行わないと慢性的な痛みや機能障害が残る可能性があります。

肉離れの正確な全国統計は公表されていませんが、スポーツ安全保険の傷害保険金支払件数として平成29年度に166,207件のスポーツ傷害が報告されており、この中に肉離れも含まれています。特にスポーツ活動中の下肢の外傷として、大腿・下腿部の傷害が全体の12.7%を占めているとされています。

肉離れはスポーツを行う人だけでなく、日常生活での急な動作でも発生するため、実際の患者数はこれを大きく上回ると推測されます。年齢を問わず発生しますが、特に30代から40代のスポーツ愛好家に多く見られる傾向があります。

肉離れを適切に治療せずに放置すると、損傷した筋肉が不完全な状態で修復され、慢性的な痛みや不快感が残存する可能性があります。特に問題となるのは、損傷部位の筋肉が硬く癒着してしまい、柔軟性が失われることです。

これにより関節の可動域が制限され、周囲の筋肉や関節にも悪影響を及ぼします。筋肉のバランスが崩れると、他の部位に過度な負担がかかり、新たな痛みや障害を引き起こす悪循環に陥ります。

最悪の場合、筋肉の機能が著しく低下し、同じ部位での再発を繰り返すリスクが高まり、最終的にはスポーツ復帰が困難になる可能性もあります。日常生活においても、歩行や階段昇降などの基本的な動作に支障をきたし、生活の質が大幅に低下してしまいます。

肉離れの原因

開院以来、当院には肉離れでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは肉離れの原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

原因として次のようなものが挙げられます。

筋肉のコンディション不良

筋肉が硬い状態では、急激な収縮や伸張に対する耐性が低下し、自らの筋収縮力によって筋線維が断裂しやすくなります。日頃のストレッチ不足や筋肉の疲労蓄積が主な要因となります。

準備運動不足

十分なウォーミングアップを行わずに急激な運動を開始すると、筋肉が運動に適応できず損傷のリスクが高まります。特に気温が低い環境では、筋肉の温度上昇が不十分になりがちです。

筋疲労の蓄積

長時間の運動や疲労が蓄積された状態では、筋肉の反応性が鈍くなり、適切な収縮ができなくなります。疲労により筋肉の協調性も失われ、バランスの崩れた動作となってしまいます。

加齢による筋力低下

年齢とともに筋肉量や筋力が低下し、瞬発的な動作に対する筋肉の対応能力が減少します。また、筋肉の柔軟性も失われ、損傷を受けやすい状態となります。

脱水・栄養不足

特にカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル不足は筋肉の正常な収縮を阻害します。水分不足も筋肉の機能低下を招く重要な要因です。

肉離れはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肉離れの対応として、次のようなものが一般的です。

RICE処置

急性期の対症療法であり、根本的な筋肉の機能回復には限界があります。長期的な予防効果は期待できず、一時的な症状緩和にとどまることが多いのが現実です。

薬物療法

痛みや炎症を一時的に抑えるものの、筋肉の修復自体を促進するものではなく、薬効が切れると症状が再現する可能性があります。長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

理学療法・リハビリテーション

専門的な指導のもとで継続的に行う必要があり、患者の自己管理能力や通院頻度に依存します。不適切な運動により症状が悪化するリスクもあり、細心の注意が必要です。

固定・装具療法

長期間の固定は筋萎縮や関節拘縮を招く可能性があり、適切なタイミングでの段階的な除去が重要です。固定による筋力低下も問題となることがあります。

体外衝撃波治療

治療効果に個人差があり、複数回の治療が必要な場合が多く、費用負担も大きくなる傾向があります。すべての症例に効果があるわけではありません。

肉離れを改善するために

まずは、検査を通じてあなたの肉離れの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肉離れの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肉離れのQ＆A

肉離れは自然に治りますか？

軽度の肉離れは自然治癒する場合もありますが、適切な処置を行わないと筋肉の癒着や機能低下が残り、再発リスクが高まります。早期の適切な治療が重要です。

肉離れの人がやってはいけないことは？

受傷直後の患部マッサージ、温熱療法、アルコール摂取は炎症を悪化させます。また無理な運動継続は損傷範囲を拡大させる危険があります。

肉離れと筋肉痛の違いは何ですか？

肉離れは筋線維の断裂による急性の激痛で、特定の動作で痛みが増強します。筋肉痛は運動後に生じる鈍痛で、時間経過とともに軽減する傾向があります。

どのくらいの期間で完治しますか？

軽度なら1-2週間、中等度で3-6週間、重度では2-3か月程度が目安です。ただし個人差が大きく、適切な治療により期間短縮が可能です。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

十分なウォーミングアップ、筋力と柔軟性のバランス改善、疲労管理、適切な栄養摂取が重要です。根本的な体質改善も効果的です。

温めるのと冷やすのはどちらが正しいですか？

受傷後48時間以内は冷却が基本です。その後は温熱療法で血流改善を図りますが、炎症の程度により判断が必要です。

マッサージをしても大丈夫ですか？

急性期のマッサージは禁忌です。炎症が落ち着いた慢性期には、適切な手技により回復を促進できますが、専門家の判断が必要です。

スポーツ復帰の目安はありますか？

患部の痛みが消失し、筋力が健側の80%以上回復し、競技動作を痛みなく行える状態が復帰の目安です。段階的な復帰プログラムが重要です。

軽度の肉離れでも病院に行くべきですか？

軽度でも正確な診断と適切な初期治療により、治癒期間の短縮と再発予防が期待できます。自己判断せず専門家に相談することをお勧めします。

肉離れになりやすい体質はありますか？

筋肉の柔軟性不足、筋力バランスの悪さ、疲労しやすい体質、栄養状態の偏りなどが関係します。体質改善により予防効果が期待できます。

肉離れで悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と肉離れは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

安心してスポーツを楽しんでいます