生理痛

生理痛の症例報告

生理痛とは

生理痛とは月経時に起こる下腹部や腰部の痛みのことで、医学的には月経困難症と呼ばれます。

日常生活に支障をきたすほどの強い痛みがある場合は治療が必要な状態とされており、原因となる病気がない機能性月経困難症と、子宮内膜症などの病気が原因となる器質性月経困難症に分類されます。

厚生労働省関連の調査によると日本では推定800万人以上の女性が月経困難症に悩んでいるとされています。

20-34歳の女性を対象とした調査では40.7%の女性が月経痛を訴えており、日本人女性の約74%が腹痛、頭痛、疲労感などの月経随伴症状に悩んでいることが報告されています。

しかし、医療機関で診察を受けている患者の割合はわずか10%程度に留まっているのが現状です。

生理痛を放置すると月経のたびに激しい痛みで仕事や学業のパフォーマンスが大幅に低下し、キャリアや学習機会に深刻な影響を与える可能性があります。

また、子宮内膜症が原因の場合は症状が進行し、不妊のリスクが高まったり、卵巣がん化の危険性も指摘されています。

慢性的な痛みによる睡眠不足やストレスが蓄積し、うつ状態や社会生活からの孤立を招く恐れもあります。最悪の場合、重度の貧血により輸血が必要になるケースも報告されています。

生理痛の原因

開院以来、当院には生理痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、生理痛の原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

生理痛の原因として次のようなものが挙げられます。

プロスタグランジンの過剰分泌

子宮内膜から分泌される物質で、子宮収縮を促進し強い痛みを引き起こします。分泌量が多いほど痛みが強くなります。

子宮内膜症

子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所で増殖し、月経時に炎症や癒着を起こして激しい痛みを生じさせます。

子宮筋腫

子宮の筋肉にできる良性腫瘍で、月経量の増加や強い月経痛の原因となることがあります。

ストレスや生活習慣の乱れ

不規則な生活、睡眠不足、過度のストレスがホルモンバランスを崩し、月経痛を悪化させる要因となります。

冷えや血行不良

体の冷えや血液循環の悪化により、子宮周辺の筋肉が緊張し痛みが増強されることがあります。

生理痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。生理痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

生理痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期使用により胃腸障害や腎機能への影響が懸念され、根本的な原因解決にはならないため症状の再発が避けられません。

また、低用量ピルには血栓症のリスクがあり喫煙者や特定の疾患がある方は使用ができない場合があります。

ホルモン療法

更年期様症状や骨密度低下などの副作用があり、長期間の使用には制限があります。

手術療法

侵襲的な治療であり術後の癒着や再発のリスク、妊娠への影響などを考慮する必要があります。

生理痛を改善するために

まずは検査を通じてあなたの生理痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

生理痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

生理痛のQ＆A

生理痛は自然に治りますか？

軽度の生理痛は生活習慣の改善で軽減することもありますが、日常生活に支障をきたすレベルの痛みは適切な治療が必要です。放置すると悪化する可能性もあります。

生理痛の人がやってはいけないことは？

身体を冷やす行為、過度のストレス、睡眠不足、激しい運動、カフェインの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

生理痛と月経困難症の違いは何ですか？

生理痛は月経時の痛み全般を指し、月経困難症は日常生活に支障をきたすほどの強い痛みがある医学的な病名です。治療が必要な状態を指します。

生理痛は遺伝しますか？

遺伝的要因もありますが生活習慣やストレス、体質なども大きく影響するため、家族に生理痛の人がいても必ずしも遺伝するわけではありません。

生理痛に効果的な食べ物はありますか？

マグネシウムを含むナッツ類、オメガ3脂肪酸を含む魚類、ビタミンEを含む緑黄色野菜などが症状緩和に役立つとされています。

生理痛は将来の妊娠に影響しますか？

子宮内膜症などが原因の生理痛は不妊のリスクを高める可能性があります。早期の診断と適切な治療により、妊娠への影響を最小限に抑えることができます。

生理痛に鍼灸治療は効果がありますか？

鍼灸治療は血流改善やホルモンバランスの調整により症状緩和が期待できます。ただし、器質的疾患が原因の場合は医療機関での治療と併用することが重要です。

生理痛で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と生理痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

生理痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなくお気軽にご連絡ください。

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