産後骨盤矯正

産後骨盤矯正の症例報告

産後骨盤矯正とは

産後骨盤矯正とは妊娠・出産によって開いたり歪んだりした骨盤を本来の正しい位置に戻すための施術です。

妊娠中はホルモンの影響で骨盤周りの靭帯が緩み、出産時には赤ちゃんが通りやすくするために骨盤が大きく開きます。

出産後、この開いた骨盤が自然に元の状態に戻ることもありますが、育児による姿勢の変化や筋力低下により正しい位置に戻らずに様々な不調を引き起こすことがあります。

骨盤矯正は手技療法や運動療法を用いて骨盤の位置を整え、周囲の筋肉を強化することで産後の身体の不調を改善することを目的としています。

日本では年間約80万人の女性が出産しており、産後の女性の約55%が産後3ヶ月経過しても骨盤帯の痛みを抱えていることが大規模な疫学調査で報告されています。

これを基に計算すると毎年約44万人の女性が産後の骨盤トラブルによる痛みを経験していると推定されます。

特に産後の腰痛発症率は分娩後1週間では58.5%、産後1ヶ月でも55.3%と高い割合を示しており、適切なケアを受けないと約20%の女性が慢性的な症状を抱えることになるというデータもあります。

産後の骨盤のゆがみを放置すると慢性的な腰痛や肩こりが続き、日常生活に支障をきたすようになります。

骨盤底筋の機能低下により尿漏れが悪化し外出時の不安が増大します。体型の変化も固定化され産前の服が着られなくなったり、下半身太りが進行したりします。

さらに、姿勢の悪化により内臓の位置が下がり、便秘や冷え性、むくみなどの症状も慢性化します。育児動作による負担が増大し腰痛や股関節痛が慢性化することで育児ストレスにもつながります。

最悪の場合、将来的に変形性関節症や慢性疼痛症候群に発展し手術が必要になる可能性もあります。

産後骨盤のゆがみの原因

開院以来、当院には骨盤のゆがみでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、骨盤のゆがみの原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

骨盤のゆがみの原因として次のようなものが挙げられます。

妊娠・出産によるホルモンの影響

妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが骨盤周りの靭帯を緩め、出産後もしばらくこの状態が続くため骨盤が不安定になります。

出産時の骨盤への負担

赤ちゃんが産道を通る際に骨盤が大きく開きこの時の負担により骨盤の位置がずれたり歪んだりします。

加齢による身体機能の変

筋力低下、骨密度減少、代謝機能の低下など、加齢に伴う身体的変化が更年期症状を悪化させる要因となります。

腹筋や骨盤底筋の筋力低下

妊娠中にお腹が大きくなることで腹筋が伸ばされ、出産により骨盤底筋も損傷を受けるため、骨盤を支える筋力が低下します。

育児による姿勢の変化

抱っこや授乳、おむつ替えなどの育児動作により前かがみの姿勢が増え、骨盤や背骨に負担がかかります。

産後の骨盤のゆがみはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。骨盤のゆがみは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

骨盤のゆがみへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

授乳中は使用できる薬剤が限られ、また薬は症状を一時的に抑えるだけで根本的な解決にはなりません。

骨盤ベルトの使用

正しい装着方法を習得する必要があり、長期間の使用により筋力がさらに低下する可能性があります。

産後の骨盤のゆがみを改善するために

まずは検査を通じてあなたの骨盤のゆがみの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

骨盤のゆがみの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

産後の骨盤のゆがみQ＆A

骨盤のゆがみは自然に治りますか？

個人差はありますが育児による姿勢の変化や筋力低下により、自然回復は困難な場合が多いです。適切な施術とセルフケアにより改善が期待できます。

骨盤がゆがんでいる人がやってはいけないことは？

激しい運動や重いものを持つこと、長時間同じ姿勢を続けることは避けましょう。また、無理な骨盤ベルトの締めすぎも注意が必要です。

いつから骨盤矯正を始めればいいですか？

産後1ヶ月健診で問題がなければ開始可能です。ただし、帝王切開の場合は2ヶ月程度待つことをお勧めします。早期の開始が効果的です。

何回くらい通えば効果が出ますか？

個人差がありますが、週1~2回のペースで7~10回程度で変化を実感される方が多いです。完全な改善には2~3ヶ月程度かかる場合があります。

授乳中でも産後骨盤矯正は受けられますか？

はい、授乳中でも安全に受けられます。むしろ授乳姿勢による負担を軽減するためにも、早期の施術をお勧めします。

帝王切開でも産後骨盤矯正は必要ですか？

はい、帝王切開でも妊娠中の骨盤の変化は同様に起こるため産後骨盤矯正は有効です。ただし、傷の回復を待ってから開始します。

2人目以降の出産でも産後骨盤矯正は効果がありますか？

はい、効果があります。むしろ前回の出産による影響が残っている場合が多いため、より重要になります。早期の対処をお勧めします。

産後何年経っても骨盤矯正は効果がありますか？

時間が経過していても改善は可能ですが、早期の方が効果的です。慢性化した症状は時間がかかる場合がありますが、諦める必要はありません。

産後の骨盤のゆがみで悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

産後の骨盤のゆがみは早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなくお気軽にご連絡ください。

産後の骨盤矯正にすごく助かりました

身をもって体感することができとても嬉しいです