肩こり

肩こりの症例報告

肩こりとは

肩こりとは首から肩、背中にかけての筋肉が緊張して硬くなり、血行不良を起こすことで痛みや張り、だるさなどの不快感を感じる状態です。

単なる症状であり病名ではなく様々な原因によって引き起こされる症候群として捉えられています。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると日本人の自覚症状として肩こりは非常に多く、女性では最も高い症状となっています。女性の約66.5%、男性の約42.9%が肩こりを経験しており、全体では54.6%の人が肩こりを自覚しています。

特に30代から50代の働き盛りの年代に多く見られ、まさに国民病といえる状態です。

肩こりを放置すると、「肩こりの悪循環」に陥りやすくなります。筋肉の緊張が長期化すると血行不良が進み疲労物質が蓄積して痛みがさらに増強します。

その結果、頭痛や吐き気、手のしびれ、冷え、不眠などの症状を併発することがあります。また、慢性的な痛みによって集中力の低下、気分の落ち込み、抑うつ状態になるリスクも高まります。

最悪の場合、日常生活や仕事に支障をきたし生活の質が著しく低下する可能性があります。

肩こりの原因

開院以来、当院には肩こりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩こりの原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

肩こりの原因として次のようなものが挙げられます。

姿勢の悪さと同一姿勢の維持

長時間のデスクワークやパソコン・スマホ操作などで同じ姿勢を続けると、首や肩の筋肉が緊張し続け、血行不良を引き起こします。特に猫背や前かがみの姿勢は首に大きな負担をかけます。

眼精疲労

細かい文字を長時間見続けることで目の周囲の筋肉が緊張し、それに連動して首や肩の筋肉も緊張状態になります。特にパソコンやスマホ画面を見続けるとまばたきの回数が減少し、眼精疲労から肩こりを引き起こします。

運動不足

適度な運動が不足すると筋肉が衰え柔軟性が低下します。筋肉は血液を送るポンプのような役割も果たすため、運動不足は全身の血行不良につながり、肩こりを悪化させます。

ストレス

精神的なストレスを感じると交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。また、ストレスによって血管が収縮し、血行不良を引き起こします。

血圧の問題

低血圧だけでなく高血圧の方も肩こりを感じやすいことがわかっています。どちらも血流の悪化を伴うため、肩こりと併発しやすいと考えられています。

肩こりはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肩こりは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩こりへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

対症療法であり根本的な解決にはなりません。長期使用による副作用や依存のリスクがあります。また、効果には個人差があり、全ての人に効果があるわけではありません。

ブロック注射

注射部位の痛みや内出血、感染のリスクがあります。また、効果は一時的で、繰り返し施術が必要になることが多いです。保険適用外の場合は費用負担が大きくなることもあります。

装具療法

長期間の使用により筋力が低下する可能性があります。また、装具に依存してしまうと、本来必要な筋力トレーニングが疎かになることがあります

肩こりを改善するために

まずは、検査を通じてあなたの肩こりの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩こりの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肩こりのQ＆A

肩こりは自然に治りますか？

軽度の肩こりであれば、適切な休息や姿勢の改善、ストレッチなどで自然に改善することもあります。しかし慢性化した肩こりは自然治癒が難しく、根本的な原因に対するアプローチが必要です。早期に適切な対処をすることで、症状の長期化を防ぐことができます。

肩こりの人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けること、重たいものを片側だけで持ち続けること、強い力での不適切なマッサージは避けるべきです。また、冷たい場所に長時間いることや、ストレスを溜め込むことも肩こりを悪化させます。症状が強い時の無理な運動も控えましょう。

肩こりで病院に行くなら何科を受診すべきですか？

基本的には整形外科がおすすめですが、症状によっては内科やペインクリニックも選択肢になります。肩こりに頭痛を伴う場合は脳神経外科、眼精疲労が強い場合は眼科など、症状に応じた診療科の選択が重要です。まずはかかりつけ医に相談するのも良いでしょう。

肩こりと頭痛の関係はありますか？

肩こりが悪化すると頭痛を引き起こすことがよくあります。首や肩の筋肉の緊張が頭部の血流を悪くし、緊張型頭痛の原因となります。また、肩こりと頭痛が同時に起こると、お互いの症状を悪化させる悪循環に陥ることもあります。

肩こりにマッサージや揉みほぐしは効果的ですか？

適切な技術と力加減で行われるマッサージは血行促進に効果的ですが、強すぎる刺激はかえって筋肉を傷つけ「もみ返し」を起こすことがあります。また、一時的な効果にとどまり根本的な原因解決にはならないことが多いため、他の対策と併用することをお勧めします。

どのくらいの期間で肩こりは改善しますか？

症状の程度や原因によって個人差がありますが、適切な対処を続ければ軽度の肩こりは数週間で改善することもあります。しかし慢性化した肩こりは数ヶ月以上かかることもあり、根気強く継続的なケアが必要です。

肩こりで悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術と肩こりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩こりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

良い姿勢を保つことができるようになりました