テニス肘

テニス肘の症例報告

テニス肘とは

テニス肘（上腕骨外側上顆炎）とは肘の外側から前腕にかけて痛みが現れる疾患です。物をつかんだり持ち上げたりする動作で痛みが強くなるのが特徴で、手首を動かす筋肉の腱に炎症や微小な損傷が生じることで発症します。

テニスプレーヤーに多く見られることからこの名前がついていますが、実際にはテニス以外の日常動作や仕事が原因で発症することの方が多い疾患です。

厚生労働省の平成26年度患者調査によると、テニス肘の総患者数は推定18,000人程度とされています。しかし、軽症の場合は安静にしていれば回復するため医療機関を受診しない人も多く実際の患者数はこの数倍に上ると考えられています。

人口の1～3％が罹患しているという報告もあり決して珍しい疾患ではありません。

テニス肘を放置すると症状が段階的に進行していきます。初期は運動後の軽度な痛みだけですが、進行すると日常生活動作でも痛みが現れるようになります。

さらに悪化すると安静時にも痛みが持続し、睡眠が妨げられるほどの激痛に発展することがあります。

慢性化すると治療期間が長期化し、患者の20%が3～5年後も疼痛を報告しているという調査結果もあります。最終的には手術が必要になるケースもあり早期の適切な治療が重要です。

テニス肘の原因

開院以来、当院にはテニス肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは原因はひとつではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

テニス肘の原因として次のようなものが挙げられます。

反復的な腕の使い過ぎ

テニスや卓球などのラケットスポーツ、パソコン作業、工具を使う作業など、手首や前腕の筋肉を繰り返し使うことで腱に微小損傷が蓄積されます。

加齢による腱の退行性変化

40歳以降に発症が多くなるのは年齢とともに腱の強度が低下し、筋力も衰えることで、同じ負荷でも損傷しやすくなるためです。

不適切な技術や用具

テニスのラケットのグリップサイズが合わない、フォームが悪い、重すぎるラケットを使用するなど、技術的な問題や用具の不適合が原因となることがあります。

急激な負荷

普段使わない筋肉を急に激しく使ったり重い物を無理に持ち上げたりすることで、腱に急性の損傷が生じることがあります。

職業的要因

料理人、大工、運送業など手首を酷使する職業の方に多く見られ、日常的な作業による慢性的な負荷が蓄積されます。

テニス肘はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

テニス肘への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまでも対症療法であり、根本的な解決にはなりません。長期使用による副作用（胃腸障害、肝機能障害など）のリスクがあります。

装具療法

根本的な改善ではなく対症療法であり、装着時の不快感や皮膚トラブルが生じることがあります。

手術療法

侵襲性が高く、回復に時間がかかります。また、手術後も完全に痛みが消失するとは限らず再発のリスクもあります。

テニス肘を改善するために

まずは検査を通じてあなたのテニス肘の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善は見込めないからです。

当院では、検査結果に基づいて個々の症状に最も適した施術を提供します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

テニス肘の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、慢性化すると長期間症状が続くことが多く、適切な治療を受けることをお勧めします。

テニス肘の人がやってはいけないことは？

痛みを引き起こす動作の継続、重い物の持ち上げ、無理なストレッチ、痛み止めに頼った活動継続は症状を悪化させる可能性があります。

テニス肘と野球肘の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側の痛みですが、野球肘は主に肘の内側に痛みが現れ、投球動作による内側側副靭帯の損傷が主な原因となります。

テニス肘はどのくらいの期間で治りますか？

軽度なら数週間から数か月、重度の場合は半年以上かかることもあり、個人差が大きく早期の適切な治療が回復期間を左右します。

テニス肘の痛みはどこまで広がりますか？

肘の外側から前腕にかけて痛みが広がることが多く、重症例では上腕や手首まで痛みが放散することがあります。

テニス肘は両肘同時に発症することがありますか？

可能性はありますが多くは利き手側に発症し、両側同時発症は比較的稀で、職業性の要因が強い場合に見られることがあります。

テニス肘で悩まされていた患者さまも、当院での施術を受けてこのような変化がありました。

当院の施術とテニス肘は非常に相性がよく劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなくお気軽にご連絡ください。

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